aruaru01実はHP制作会社も自分のHPを作るのは難しい
『どんなホームページがほしいんですか?』って聞かれた経験はありませんか?
ホームページ制作会社の営業やディレクターのほとんどは必ず言うセリフです。
『どんなホームページがほしいですか?』と言われたところで、『なぜホームページがが必要か?』がわかっていなければ、どんなホームページを作っていいかなんて、答えることができるわけありません。
私共の経験では、初めてホームページを作ったり、久しぶりのリニューアルを検討の中小零細企業は、ほとんど明確に答えは持っていません。
ホームページ制作会社で有能と言われる会社は、デザインや技術がレベルが高いことではなく、
ビジネスモデルから逆算して、”どのようなホームページが必要か”を導き出してくれる会社と考えています。
と、偉そうなことを言ってはいますが、
実はホームページ制作会社も自社のホームページをどのように作ったらいいかをうまく答えれる人はほぼいません。
今皆さんが閲覧してくれているこのホームページだって苦労して作りました。
しかもまだまだ未完成です。
このページでは、
効果的なホームページを作る前に、経営者(又は担当者)がどのように発注すれば良いか考えていきたいと思います。
aruaru02まずは知っておこう!
HP制作(IT企業)ってどんな人の集まり?
えっ!?変人の集まり?
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ホームページの方向性を示したり、スケジュール管理を行ったり、各担当者との調整を行う役回りです。
デザインや、プログラムの基礎的知識を持つ他に、経営的観点からアドバイスできる能力を持っている。
営業から転職するケースが多い。 -
ホームページや、DTPなどのデザインを行います。
感覚的な部分が多く、かっこいいデザインやかわいいデザインが作れるようになればなるほど、自分のデザインにこだわりが強いため中々考えを曲げることをしてくれません。
でも本当はお客様第一主義で、良かれと思って主張を曲げない真剣な人が多いですね。 -
デザインを、ホームページとしてプログラムしていく業種です。理論的な人が多く無駄を嫌う理系脳で、言われたことや仕様に対して忠実に仕事をこなしますが、物事を複雑に考える傾向があります。
一見、内向的な人は多いイメージの業種ですが、熱い志をもってて意外と明るいんですよ。弊社のコーダーには元バンドマンだったりします。 -
お客様を取材し、記事を起こす業種です。ディレクターが兼務している場合が多い。
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写真家とカメラマンの二種類が存在していると考えています。写真家はデザイナーと一緒で芸術肌なので、
ホームページの素材としては使いにくい場合があります。
カメラマンは、ディレクターの指示に従った写真の撮影を行なってくれます。
弊社では写真家ではなく、カメラマンを採用しています。
aruaru03口には出さないが、
ホームページ制作会社が嫌う本気になれない顧客の特徴
心が離れていくお客様の事例
【ケース1】 〇〇くんに全て任せる!信用しているよ!
一見、男らしく感じ、HP制作会社の担当者から見れば、『俺に仕事をまかされた!』と前向きに考える人も多くあるかもしれません。
新人や若い担当者は特に勘違いすることでしょう。
全て任せる!の裏には考えることが面倒だから、『○○くん自分で考えて』です。心当たりないですか〜??
この丸投げの発注は、ほぼほぼ失敗します。
予算が大きくあり、ホームページ制作会社側で業界に合わせた専門家や人員を投下することができるのであれば、失敗することもないかもしれませんが、ホームページは24時間営業をしてくれる営業マンを育成するのと一緒です。社員教育にはお金以外にも時間と労力と情熱が必要です。ホームページも同じと考えてください。
【ケース2】 ホームページの事はよくわからない…
ITに対してアレルギーがある方いますよね。しょうがないっちゃしょうがないです。
よくわからない分野だからといって少し判断に迷ったら、『ITの事はよくわからない』というセリフをだし、判断をホームページ制作会社に任せること。これは失敗の元です。
とはいえ、選択肢を与えてくれないホームページ制作会社はそもそも論外です。
優秀なホームページ制作会社は必ず、A、B、Cと選択肢を用意してくれます。
その判断は必ず、みなさまが行いましょう!
昨今、何をするにしてもITが必ず絡んできます。ITの力を全く使わずしてビジネスが発展することはありえませんし、ITの力を使わずに仕事ができるはずがありません。
アレルギーを起こさず、わからないことはどんどん調べる。どんどん担当者に聞く。ホームページ制作会社もどんどん聞いてくれたほうが、本気が伝わりいいものを作ろうと頑張るはずです。
【ケース3】 ちゃちゃっとできるでしょ?
ホームページ制作会社や印刷会社などに、『簡単にデザインをして』とか、『ここって簡単なんでしょ?』『早くやって!』とか言っちゃったことってありませんか?
これ絶対言わないほうがいいですよ。『簡単にちゃちゃっとできる』と思うなら自分でしてください。
このセリフ、たくさん言われてきました。この一言。めっちゃ悲しんでいます。。
たくさん勉強して技術を磨いてきたからこそ、簡単にちゃちゃっとできるんです。しかも見た目以上に複雑な場合もあります。
デザインについても、デザイナーは職人のような職種ですから、値段の安いお仕事も高いお仕事も隔たりなく真剣にデザインをします。手が抜けません。
そんな私たちを尊重してくれるだけで大丈夫です。
aruaru04では、どうしたらうまく
ホームページ制作会社をコントロールできるか?
ホームページ制作を進める際、お客様が制作会社をうまくコントロールすることは、プロジェクトの成功を左右します。適切な関わり方ができなければ、結果的に理想のホームページが完成せず、時間とコストを浪費してしまうリスクがあります。ここでは、効果的にホームページ制作会社と協力し、理想のサイトを作り上げるためのヒントを紹介します。
1、目的を明確にすることが最優先
「どんなホームページがほしいですか?」と聞かれても、答えが曖昧だと迷走します。まずは、ホームページの役割や期待する成果や目的をはっきりと定めることが大切です。
新規顧客を獲得したいのか、ブランドイメージを強化したいのか、あるいはオンライン販売の強化を目指しているのか。その目的を明確にし、制作会社に共有することで、具体的な方向性が見えてきます。
2、要望はできるだけ具体的に伝える
「すべて任せる」といった丸投げは避けるべきです。どんなに優秀な制作会社でも、あなたのビジネスの詳細や特有の課題をすべて把握できるわけではありません。
デザインのイメージや参考にしたい他社のサイト、必要な機能など、具体的な希望を伝えることが重要です。ただし、詳細すぎる指示で縛りすぎないようにし、制作会社のクリエイティビティも尊重するバランスが肝心です。
3、コミュニケーションは密に、頻繁に
プロジェクトが進行していく中で、制作会社とのコミュニケーションは鍵を握ります。定期的なミーティングや進捗報告を通じて、お互いの理解を深め、問題があれば早期に対処しましょう。特に中間段階での確認やフィードバックは重要です。後半で大きな修正が必要になると、手戻りが多くなり、コストや納期に影響します。
4、選択肢を出してもらい、最終決定は自分で行う
優秀な制作会社は、提案力も高いものです。デザインや機能について複数の選択肢を提示してくれるはずです。
その際、A案、B案、C案の違いやメリット・デメリットをしっかり説明してもらいましょう。最終的な判断はクライアント側が行うことで、納得のいく結果に近づけます。「何が良いのかわからないから全部お任せ」という姿勢は避け、自分のビジネスを理解している責任者としての決断を下しましょう。
5、タイムラインと予算は現実的に設定する
ホームページ制作は、デザイン、コーディング、コンテンツ作成など多くの工程が関わります。「ちゃちゃっとできるでしょ?」と短期間での完成を期待するのは、結果的に品質の低下や予算の超過を招く可能性があります。制作会社と現実的なタイムラインを設定し、重要なマイルストーンやチェックポイントを確認しておくことで、プロジェクト全体がスムーズに進行します。
6、リスペクトを持ちつつ、フィードバックを的確に
ホームページ制作会社に「簡単にできでしょ?」と決めつけな発言は禁物です。クリエイティブなプロセスには時間と労力が必要ですし、彼らの専門知識を信頼して適切なフィードバックを与えることが、良い結果を生む鍵です。デザインや機能に対するフィードバックは、具体的に理由を述べることで、双方にとってより効果的な修正を導くことができます。デザイナーやプログラマーの努力にリスペクトを持って接しつつも、自社のニーズに合った修正を求めましょう。
ホームページ制作会社をうまくコントロールするためには、クライアント側の積極的な関与と適切なコミュニケーションが不可欠です。明確なビジョンを持ちつつ、制作会社の専門性を尊重し、共に最適なサイトを作り上げるパートナーシップを築きましょう。